ビルメンの日勤
自分はチョット特殊な環境ですが、ビルメンの日勤業務について書いてみようかと思います。
通常、ビルメンの仕事というと、電気・空調・衛生などの設備を維持管理するのがビルメンの仕事を想像すると思いますが、自分はいま統括的な業務を行っています。
具体的には、設備、警備、清掃を全体的に把握し運営する業務を行っています。一応管理職になるのだろうか?こういっちゃ何ですが正直ナンデモ屋さんです。ビルメンというか設備にチョット詳しい営業職のような気がする今日この頃。
「コピー用紙が無いよー。注文しておいてー」なんてのは日常茶飯事。清掃資機材の発注依頼からメンテ依頼まで幅広く情報が集まってきます。
有り難い事に細かい気づきを報告してくれる人が多くいるので、大きな問題になる前に対応出来ている気がします。
「小さい事だから言わなくていいか」とはならず「気になったんだけど…」と、気軽にどんどん言える環境作りを心がけて運用しています。
違う目で見た時「あれ?」と思った事は、どんどん情報として挙げてもらった方が、多くの人に確認してもらうことで、事前にトラブルを回避出来たり、トラブルが発生したとしても大きな問題になる前に対応する事が可能だと思います。
トラブル対応
実際にトラブルが起きた時「全部自分でこなすか?」というとそうでもありません。相談の上、改善や修繕に当たりますが、大抵の場合は業者への作業依頼となります。勿論、小さなトラブルは自分で対応しますけどね。
・オーナー側への不具合報告 ・該当業者への連絡&現地調査依頼 ・現地調査時の立ち会い&見積依頼 ・オーナー側への見積提出 ・修繕時の立ち会い&作業完了確認 ・報告書等の作成&提出
ざっくり書くとこんな流れです。ま、どの仕事でも同じような流れですよね。
日勤業務
さて、日勤業務として何をやっているのだろう?という所ですが、日常点検業務の一つとして電気検針があります。
コレは自分の場合は宿直担当者に任せています。勿論、自分でも数字は確認していますので、おかしな値などが発生した場合は即座に現地確認等を行い対応にあたります。
単に検針ミスという事もありますが、大きなトラブルになる前に対応出来るように日々の数字等は非常に大事なので侮れません。
では何をやっているのか?というと、基本的にオーナー側への報告や、作業工程の調整や設定、資料の作成等がメインになります。
資料の中には作業手順の見直しや作業計画書の作成等も多くあります。見返すと総務のような営業のような…そんな感じですね。
実際の運用
「報告・連絡・相談」コレはホント大事です。一人で動いている訳ではなく、チームで動いている為、これが出来ない人は非常に困ります。勿論仕事をしていく上で当たり前の事なんですけど、上手く出来ない人もいるのは確かなんですよね…。まぁこの辺りが「底辺」と言われたりすることもある仕事なんだろうなぁ…とは思います。
こういった場合、人を変えるのが最善手なのでしょうが、代わりの人が居ないというのも現実です。また、現場を良く知っているというマージンは非常に大きいのです。その為「上手く動かす」というのが重要になります。この辺りのコントロールが本当に難しいですね。
仕事として
ビルメンという仕事はどんな仕事なんだろう?と、新しい仕事として検討している人もいるかも知れませんが、技術的な所は実際にやってみて覚えていきます。さほど心配しなくても大丈夫だと思います。
業務内容や勤務体系については、現場によってかなり差があるので一概にラクとかキツイとか言えませんね…。自分に合う現場に巡り会えますように…という感じ。 コミュニケーション能力に関しては、客先への対応等も含め最低でも普通以上でないとチームプレイの部分も含めて勤まらない仕事だと思います。
どんな仕事も予算だったり納期だったり色々と縛りがあって、なかなか思うように出来ないことが多いとは思いますが、そんな中でも「如何に正常な状態にするか(近づけるか)」というような事が好きな人は合ってるかと思いますね。